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「この化粧品(クリーム・化粧水)が良い」と言った情報は世の中にたくさんありますが、当院では「皮膚の乾燥と保湿」を医学的に考えてそれに基づく保湿法を紹介します。

お肌がかさつくって? これは、本来皮膚に存在し潤いを保っている成分が減少してしまっている状態。皮膚を守る保湿成分は下記のように分類されます。
 これらは皮膚の表層、表皮部分主に角質層という最外層に存在します。
 有効な保湿というのは、実はこの減少してしまった成分を、代用成分で補うと言うことなのです。
そして、実はこの保湿成分の中で、皮脂の役割は1〜2%。天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質(セラミド)が保湿の大役を果たしていることが、近年わかっています。油だけを補ってもベタベタするだけで、ガサガサが治らない等の経験はありませんか?水分の蒸発だけを補っても、根本的解決にはなっていないことがお分かりでしょうか?

  1. 皮脂
    毛穴の皮脂腺と言うところから出るいわゆる油です。これらが、皮膚の表面に皮脂膜と言う水分の蒸発を防ぐ膜を作ります。
  2. 角質細胞間脂質
    レンガのように重なる角質細胞の間を埋めている成分です。セラミドという特殊な脂質が主成分となります。
  3. 天然保湿因子(NMF)
    角質細胞に水分を保持させる働きの成分です。アミノ酸・尿素・ミネラル等がこれに当ります。
保湿成分というとたくさんのものが存在します。

「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「尿素」「白色ワセリン」等が代表的な保湿成分と言えるでしょう。自分に合ったものを選びたいものです。通常のこれらのクリームを使用しても、なかなか改善しない時があります。
そうした時には、次の成分もお勧めです。

注目成分は
  • 天然保湿因子の50%以上を占める 「アミノ酸
  • ちょっと見逃しがちな「ミネラル
  • 美容の万能薬「プラセンタ
当クリニックのお勧めメニュー

トピック 1 アミノ酸は保湿力抜群
アミノ酸は保湿力抜群。皮膚表面の角質層は、厚さがわずか0.01〜0.02ミリ程度で壊れ易く、石けんで洗っただけでも角質層のアミノ酸は減少してしまいます。
水分が不足してカサカサと荒れた肌は、健康な肌に比べてアミノ酸の量が約6割まで少なくなっている状態だと言われています。
自家製のアミノ酸(天然保湿因子)を出来るだけ剥がないように、洗顔もごしごしこすらず、泡を使って洗う(泡洗顔)がやはりお勧めです。
また、これらのアミノ酸はイオン導入も可能で、より保湿効果が高まります。

私たちの身体の約70%は水分、約20%はタンバク質が占めています。そしてこのタンパク質を作っているのがアミノ酸。肌本来が持っているNMFの主成分はアミノ酸(50%以上)です。真皮を構成している要素で肌のハリや弾力を保っているコラーゲンも実はタンパク質で、分解していくとアミノ酸から出来ているのです。そのコラーゲンの分子量はアミノ酸の3000倍もあるため、肌の上からつけても実はまず吸収されません。皮膚から効率的に保湿成分を、外層(角質層)から奥(真皮層)にまで届かせるのには、どれだけアミノ酸が有効か理解出来ると思います。
トピック2 ミネラル配合化粧品
天然保湿因子の一部とされる「ミネラル」。保湿するという点で、ちょっと 忘れがちなものではありませんか? 実際に温泉に行ったら、海水浴に行 ったら症状が軽快したという話や死海の泥パック・昆布パック等。 温泉や 海水に含まれる成分の中で、ミネラルが総合的に働き、肌を保湿しているのだと考えられる話は結構存在します。
トピック3 美肌の万能薬であるプラセンタ
プラセンタは、成分として天然保湿因子であるアミノ酸やミネラルが多く含まれていますので天然保湿因子(NMF)をの補給と言う意味で、保湿に有効ですね。
そして更に、プラセンタには皮脂・天然保湿因子・細胞間脂質3つのバランスを整える効果も持ち合わせています。この3つのバランスが上手く整うと、肌は潤いのある状態になります。
身体の中からそんな作用を実感できる点滴や注射が最も有効ですが、プラセンタ配合の化粧品やイオン導入メニューもお勧めします。
乾燥肌に対するQ&A

Q1 冬の洗顔は、乾燥するので洗顔料を使わない方が良い?
A1 季節にかかわらず、古い細胞を洗い流す洗顔はスキンケアの基本です。不要になった角質層をしっかり 落として、清潔な状態を作った上で、保湿効果のある化粧品を使用しましょう。
Q2 乾燥肌の洗顔は?
A2 お顔の洗顔の基本は、泡洗顔です。市販のあわ立てネット等を上手く利用し、たっぷりの弾力性のある泡 で、「お肌の上で泡を転がす」ように、やさしく洗ってください。余分な力を入れて、ゴシゴシこすることはやめ ましょう。洗顔にはぬるま湯を使うと自家製の潤い成分(NMF)をあまり失うことなく洗顔できます。
Q3 化粧水のつけ方は?
A3 保湿の基本は、たっぷりの水分。洗顔後、最初に化粧水をたっぷりつけて、お肌に水分を浸透させること はとても重要です。化粧水を塗る時のコツは、手で直接塗るよりも、コットンに化粧水をたっぷり含ませて、 しみこませるようにすると効果的です。特に乾燥し易い目や口の周囲は念入りに行なうと良いでしょう。
Q4 乳液やクリームは必要?
A4 肌の表面に油の膜を薄く作り、化粧水でたっぷり含ませた水分を肌に閉じ込めるために、クリームまたは 乳液は必要です。あくまでも、この膜を作るのが目的。ベタベタするほど塗ることは意味がありません
全体に肌に馴染む程度の量を使用してください。軽く円を描くようなマッサージを併用すると、血行が 良くなり、より効果的です。
Q5 紫外線の少ない冬にも紫外線ケアはいるの?
A5 夏の間は気にしていても、冬になるとサボりがちな紫外線ケアですが、紫外線は弱くはなっているものの、お肌の老化を促進します。冬場も忘れず、紫外線対策はしましょう。
Q6 乾燥しているのに「にきび」が出来る。こんな時のスキンケアは?
A6 肌が乾燥していると「にきび」は出来ないと思っていませんか? ところが水分が少なくなった肌では、 モイスチャーバランスを取ろうと、油が余計に出たりします。 また冬の新陳代謝の落ちた肌は、老廃物が 毛穴に詰まって「にきび」の原因になります。こうした荒れた肌の隙間からバイ菌が侵入すると、「にきび」 が炎症を起こします。いわゆる「乾燥性にきび」と言われているものです。泡洗顔・化粧水でのたっぷり水 分補給までは乾燥肌のケアと同様に行なって下さい。そして気を付けなくてはいけないのは、油分(クリ ームや乳液)の使い方。毛穴を詰まらせるようにベトベト塗らず、ひどく赤みが出ているところだけを避 けて、さっぱりめの乳液を使用してみましょう。
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