尋常性乾癬
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その他

「尋常性乾癬」とは?

頭部・四肢の伸側・臀部などに銀白色の鱗屑(ふけ)のようなかさぶたを伴った乾燥性の斑状の皮疹が特徴の疾患です。
大きさ、数、形は様々で、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。
痒みの有無は一定ではありません。
爪の変形や関節炎を伴うこともあります。
尋常性乾癬は遺伝性と考えられ難治です。
現在、まだ決定的な治療法は残念ながらありません。
悪化させないように気長に付き合っていく必要があるでしょう。
悪化すると、全身に紅斑がひろがり、紅皮症状態になることがあり注意が必要です。

治療は?

一般的には 初めに外用薬(塗り薬)を使用します。
外用薬にもステロイド外用薬、ビタミン D3 外用薬などがあり、各々特性が異なります。
内服薬(のみ薬)としては、痒みを伴う時は、抗アレルギー剤が効果がある場合があります。
活性型ビタミン D3 軟膏も各種(ボンアルファハイ・ドボネックス・オキサロール軟膏等)開発されています。
重症例では、レチノイド、シクロスポリン、メソトレキセートの使用が主にされます。
また日光浴が効果的な場合もあり、紫外線療法も有効な治療法のひとつです。

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