帯状疱疹
viral disease

ウイルス疾患

「帯状疱疹」とは?

水痘(水ぼうそう)を起こすウイルスによって生じます。
このウイルスの初感染では水痘(みずぼうそう)になりますが、この時に主に皮膚にでた発疹から神経を伝わって神経節といわれる部位にウイルスが潜伏するといわれております。
これらが、何らかの誘因(過労や風邪・悪性腫瘍等の免疫機能の低下等)で、再活性化して発症するのが帯状疱疹です。
顔・躯幹に好発します。
からだの片側の部分に 赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現します。
神経も炎症を起こし、痛みを伴います。
痛みは炎症の程度や年齢、皮疹の部位、初めの治療の仕方によって異なります。

治療は?

やや高額ではありますが、抗ヘルペスウイルス薬の内服を出来るだけ早期に開始することが有効です。
重症例では、入院して抗ヘルペスウイルス薬の点滴静注が必要な場合もあります。
痛み止めに非ステロイド系抗炎症剤の内服やビタミンB12の内服も併用されます。
外用薬は非ステロイド抗炎症剤の軟膏、細菌二次感染が考えられれば化膿止めの軟膏、潰瘍化してしまったものに潰瘍治療薬が使用されます。
また帯状疱疹後の神経痛に対しては、様々な治療は試みられていますので、ご相談下さい。

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