手足口病
viral disease

ウイルス疾患

「手足口病」とは?

幼児や小児によく見られる疾患ですが大人でもかかり、その病名のとおり手のひら、足の裏、口の中に小さな発疹や盛り上がった水疱が出来ます。
場合によっては 肘やおしりにも出来ることがあります。
前駆症状はない場合が多いですが、時に軽い発熱、食欲不振、だるさ等の体調不良から始まり、発熱から2日くらい過ぎた頃から発疹や水疱が出来始めます。
大部分は1週間から10日で自然に治り、治療もあまり必要とされませんが、まれに髄膜炎や脳炎等の中枢神経症状が見らることもあります。
原因はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染で夏(6~10月)にかけて多く見られ、経口、経気道感染で移ります。

手足口病の治療は?

水疱に対しては非ステロイド系の外用薬、口内炎にはサルコートなど口内炎用の治療薬が有効とされます。
この疾患はあまり心配はいりませんが、発疹の初期2~3日は症状に注意し、元気がない、頭痛や嘔吐、高熱が2日以上続く場合は慎重に対処する必要があると思われます。

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