プラセンタ
placenta

プラセンタはとは(Placenta)は英語で胎盤のことを言います。
赤ちゃんは、10ヶ月と言う短い間に母親の体内で、急速に発達し一つの個体となります。
胎盤はその発育の為に必要な組織です。
胎児と母親を結ぶ生命線であるプラセンタには、生体維持に必要な栄養素が高濃度に含まれています。
その広範囲な有効性は古代から知られ、クレオパトラやマリーアントワネットも若返りと美容目的に使用していたとも言われます。
医療の現場では、肝機能障害や更年期障害を対象に用いられていましたが、最近は美容の万能薬として注目を浴びています。

「プラセンタ」に含まれる主な栄養素は

プラセンタには人間が作られるのに必要な3大栄養素、タンパク質、脂質、糖質をはじめミネラル、ビタミン、酵素などの多彩な栄養素が含まれていると言うことになります。

  • アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・アルギニン・リジン 等)
  • たんぱく質(アルブミン・グロブリン 等 )
  • 糖質(グルコース・ショ糖 等)
  • ビタミン(ビタミンB1・B2・B6・C・D・E  等)
  • ムコ多糖類(ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸 等)
  • ミネラル(カルシウム・カリウム・リン・マグネシウム 等)

「プラセンタ」に含まれる成長因子とは

また、プラセンタには、細胞を刺激して細胞の分裂を促進する働きのある「成長因子」と言われるものが、多く含まれています。
この働きで新陳代謝が促進され、新しい細胞がどんどん作られるわけです。
肝臓では肝細胞増殖因子、神経では神経細胞増殖因子と言うように各々の臓器でこの因子は異なります。

皮膚でいえば・・・

  • 上皮細胞増殖因子 :皮膚の細胞の増殖を促し、新陳代謝を高めます。
  • 線維芽細胞増殖因子:コラーゲン線維の生成等に関与します。

が代表的なものです。
この成長因子が皮膚の若返りをはかるのに有効なのは、明確ですね。

「プラセンタ」の美容効果

これらの栄養素や成長因子の働きにより、プラセンタには健康面だけでなく、美容面でも多彩な効果が認められるわけです。
代表的な効果を下記に挙げてみましょう。

  • 美容 美白・にきび・しみ・しわ・肌荒れ・そばかす・皮膚の老化防止
  • 医療 肝疾患・胃潰瘍・喘息・便秘・鼻炎・生理痛・更年期障害・腰痛・肩こり・アトピー性皮膚炎・リウマチ・冷え性・自律神経失調症・滋養強壮 など

プラセンタQ&A

プラセンタって何?
赤ちゃん(胎児)を母体内で育てる臓器で主に胎盤とへその緒からなります。
ヒトも含め、哺乳類に共通の組織で、出産時に赤ちゃんと一緒に母体外に排出されます。
なぜプラセンタが良いの?
プラセンタは、 ヒトでは約10ヶ月間に、1個の細胞をおよそ60兆個まで増やしていくと同時に、各種臓器を作り上げていきます。
プラセンタは、その為に様々な活性物質を総合的に含んでいるからです。
原料の安全性は?
当院では、日本国内で満期正常分娩によって出産した人のプラセンタを原料として使用しています。
出産される母親の血液検査を行い、ウイルス等で汚染されていないプラセンタを使用していますので、安心です。
どんな時に、どの程度注射できますか?
持病のない健康な方で、美容や疲労回復、若返りなどを目的とする方は週に1度程度でよいと思います。
疲れたときや肌のくすみ等が気になったときにカンフル的に使用する方法もあります。
また、長期にわたり継続しても大丈夫です。
どんな症状に効きますか?
美容目的の方 美白、にきび、肌荒れ、しみ、そばかす、しわ、くすみ、たるみ、皮膚の老化防止などに効果があります。
その他目的の方 疲労、便秘、生理痛、更年期障害、冷え性、腰痛、肩こり、眼精疲労などに効果があります。
効果はどのくらいで出ますか?
個人差がありますが、美容目的なら4週間ほど、疲労回復目的なら注射直後から効果が現れます。
プラセンタはホルモン剤ですか?
ホルモン剤ではありません。
しかし、ホルモン分泌を促進させる作用があり、女性ホルモン剤を使わずに体内での分泌を多くして、効果を発揮させる作用があります。

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