しわ
shiwa
女性の悩みの中でも多い「しみ」。
鏡を覗き込んだりすると、気になる顔のしわ。
しわが気になりだすと、気分も憂鬱になりますね。
ひとつのしわがなくなるだけでも人の印象はかなり違うこともあります。
あなたに合った「しわ」対策、そして治療をして若返りを図ってみましょう。
「しわ」とは? 原因は?
「しわ」の原因って何だと思いますか? 「しわ」にもタイプがあります。
-
乾燥による「小じわ」
皮膚の表面の角質層と言われる部分の水不足が原因で生じるしわが「小じわ」。
皮膚が乾燥することにより、古い角質が厚くがさがさして弾力が失われます。
これにより細かい亀裂が皮膚に生じて、ちりめん状の「しわ」が生じてきます。
入浴後に「しわ」が消えているとしたら、あなたの「しわ」はこのタイプです。
-
加齢による「しわ」
しわ対策に「紫外線対策」と言うのは常識になっていますね。
これは紫外線が、皮膚の真皮層とよばれる奥の部分に存在する「コラーゲン」を破壊するからです。
「光老化」と言われるこの現象で、コラーゲン繊維が破壊されると肌は弾力を失って「しわ」が生じます。
また加齢により、コラーゲン繊維は少なくなりますので、これが相まってより深い「しわ」が刻まれるようになってしまいます。
-
表情じわ
普段は表面に現れていないのに、笑ったり、顔をしかめたりした時にだけ出る「しわ」はありませんか?
これが「表情じわ」です。
皮膚(真皮)の下は脂肪組織・筋層が存在します。
筋肉の収縮に伴ってその上層である皮膚はたるむわけです。
これを繰り返していると、皮膚は同じ方向にたるむようになり、「表情じわ」は深くなって行きます。
日常的スキンケアは?
-
日焼け止めクリームを年中活用しましょう
” 紫外線対策は夏だけ “の方が多いでは? 確かに、5~9月は最も紫外線の多い時期。
ですが、紫外線は1年中降り注いでいます。
屋内なら大丈夫なんて思っている貴方。
家の中にもUVAは窓ガラスを通過して入ってきます。
「しわ」は毎日浴びている紫外線の蓄積によって出来ますので、日々の生活のちょっとした時でも予防することが大切です。
日焼け止めクリームは1年を通して使うこと、普段の生活でも朝、日焼け止めクリームを塗ってメイクするのが良い方法です。
外出の際は、日焼け止めクリーム以外にもUVカットの帽子、日傘、手袋を利用するのが良いでしょう。
-
お肌にやさしい洗顔法
- ぬるま湯で肌の表面の汚れを流す。
- 手に洗顔剤を充分に泡立てて、泡でなで洗いする。
- こすらないように泡をすすぎ落とす。
- タオルを押しあて水分を吸い取る。
-
マッサージ
指先全体でクリームをのばすように、ソフトタッチで行います。
基本は下から上へ。
そして内から外へ、円を描くようにします。
目の下やひたいの部分は、形にそって内から外へ半円(目の周囲は下向き、ひたいは上向き)を描くようにして、繰り返します。
1日1回、あせらずに最低でも2、3ヵ月は続けるのがポイントです。
マッサージをする時は、じかに顔をこすると皮膚を傷つけるおそれがあ る ので、必ずクリームを塗ってからにしましょう。
-
サプリメントの活用~からだの中から
即効性はありませんが、長く続けることで、「しわ」の予防に役立つと思われるのが、サプリメント。
バランスの取れた食事は基本ですが、どうしても不足がちなビタミンやミネラル・美肌成分は、サプリメントで補ってみてはいかがでしょうか。
- ヒアルロン酸やコラーゲンのサプリメント
体内から真皮の内側にこれらを届けて、代謝を促進・肌の弾力が出たり、小じわを目立たなくする効果が期待出来ます。
- 酵母エキス(グルタチオン)等の抗酸化作用のあるサプリメント
活性酸素の除去に働き、しわを防ぐ働きがあると言われています。
- ビタミンB群(B2・B6 等)
皮脂腺の働きをコントロールし、乾燥による小じわの予防にも有効性があります。
当クリニックの「しわ」の治療
小じわ対策
このタイプは、とにかく保湿を徹底することです。
保湿については有効成分はたくさんあり、現在はセラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸やコラーゲン等が配合されているものが主体になっていますが、お肌に合ったものを選びたいものです。
詳しくは、乾燥肌の項を参考にしてみてください
加齢じわ
-
UVケア(紫外線対策)
コラーゲンの断裂や減少(いわゆる光老化)を抑えるため、日焼け止めの習慣化を!
-
ヒアルロン酸注入 即効性のある治療法で、満足度は高いものです。
-
アイソレイズ治療(光治療)
コラーゲンを増加させる光を利用して、皮膚に張りを取り戻します。
-
IPL(M22)治療
お肌全体を改善したい、少ない痛みで術後のお手入れも楽にしたいなど、自然な若返り治療を行いたい方はIPL治療がおすすめです。
-
超音波(ソニック)導入
超音波振動によるマッサージ効果で皮膚細胞を活性化させます。
-
イオン導入(ビタミンC・プラセンタ等の美白剤)
コラーゲン増加作用を持つ薬剤を皮膚の奥まで効果的に浸透させます。
- レチノイン酸(ビタミンA)軟膏 皮膚の新陳代謝を上げ、皮膚に張りを取り戻します。
-
レーザー治療
-
サリチル酸マクロゴールピーリング
表情じわ
筋肉の収縮を抑えてしまう治療法のみがこの対応の治療になります。