粉瘤(おでき)
bacterial infection

細菌感染症

「粉瘤(アテローム・おでき)」とは?

皮膚の下に袋状の構造物が出来き、その中に、垢(角質)と皮膚の脂がたまってしまった腫瘍の総称です。
顔・首・背中・胸に出来やすく、やや盛り上がった半球状の腫瘍で中央に黒点状の開口部があります。
時折、この開口部より細菌が侵 入して化膿することがあり、これを化膿性粉瘤(いわゆるおでき)と呼びます。
この場合は患部は赤く腫れ上がり、痛みを伴い処置が必要な状態になります。

治療は?

もともとは良性の腫瘍ですので、切除するかしないかは患者さんの選択になるでしょう。
しかし、化膿性粉瘤になった場合は表面の皮膚を少し切って膿みを外に出し、抗生剤(菌を殺す薬)や炎症を抑える薬を飲む必要があります。
また、一度炎症を抑えてもこれらを繰り返す場合もあります。
頻回に炎症を起こす場合や、ある程度の大きさになったものは切除すべきでしょう。

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