単純性ヘルペス
viral disease

ウイルス疾患

「単純性ヘルペス」とは?

単純性ヘルペスウイルスの初感染、再感染、再発により、皮膚や粘膜に小水疱やびらん(ただれ)を作る病気です。
初感染は、ウイルスに対して免疫を持っていないために高熱などの全身症状を伴い、ひどい症状になります。
しかし、多くの場合初感染の時は無症状であるともいわれています。
再発は、以前ヘルペスウイルスに感染し抗体を持っている人が、風邪などで免疫が低下した場合などにウイルスが再活性化して、症状を表した場合を言います。
再発は既にウイルスに対して免疫が出来ているので、一般に軽症になります。

治療は?

軽症の場合、抗ヘルペスウイルス薬の外用を行いますが、抗ウイルス薬の全身投与が薦められています。
(米国の FDA で抗ウイルス薬外用薬の使用に対し、耐性ウイルスの出現を増加させるおそれがあるとして警告を発しております。
) 初感染や中等症の場合には、抗ヘルペスウイルス薬の内服を行い、重症例では点滴静注を行うこともあります。
細菌の二次感染を伴う場合は、抗生物質の全身投与または外用の併用を行います。

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