麻疹(はしか)のウイルスによる全身性の感染症です。
2~6歳の小児がかかることが多い疾患です。
成人例は少ないですが、かかると重症化する傾向があります。
重症化すると、肺炎や中耳炎・脳炎になる場合もあり、死亡例も報告されています。
ワクチンをしておくことが重要な疾患といえるでしょう。
かかってしまった場合は、通院以外の外出を控え、安静にしてください。
感染の恐れがありますので、発疹を伴う熱が下がったあと3日が過ぎるまでは出席停止となっています。
麻疹ウイルスに直接効く薬はありません。
咳止め・解熱剤などの対症療法と、2次感染予防のための抗生剤の内服をしたりします。
全身状態が悪い場合には、入院になることもあります。