尋常性白斑(しろなまず)
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「尋常性白斑(しろなまず)」とは?

皮膚のメラニン色素が何らかの理由で失われたために出来た脱色斑です。
痒みや痛み等自覚症状はありませんが、外観的な問題が患者さんの苦痛となってる疾患です。
大きく型汎発型と分節型の2つの型方に分けられます。

  • 汎発型:
    自分の白血球がメラニンを産生している自分の色素細胞を攻撃してしまういわゆる自己免疫疾患です。
    放置すれば、身体全体に広がる可能性があります。
  • 分節型:
    ある時に突然、神経の走行に沿って白斑が生じる疾患です。
    多くは若年時のある一定期間にあるところまで拡大し完成し、その後は軽快傾向が見られます。

治療は?

汎発型では、副腎皮質ステロイド剤、最近では活性型ビタミンD3 軟膏の塗布がよく行われています。
その他 PUVA 療法やナローバンド UVB 療法などの紫外線療法が行われています。
難治性である為、治療にはかなりの長期間を必要とします。
分節型では上記の汎発型の治療があまり効きません。
成功例が多い治療法には「サクション・ブリスター表皮植皮術」と呼ばれるものがあります。
これは白斑部の表皮をレーザーなどで取り除いた後に、あらかじめ正常な皮膚に作っておいた水疱の上皮を植皮する療法です。

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